使えないHP作成講座その2(デザインの話)

フレーム

 私も2年ほどサイトを運営している間に色々なデザインを試しました。で、思ったことを書きます。
 まずフレームについてですが、フレーム無しでもフレーム付きでもやりようでどうにでもなると思います。要は、どれだけ情報を見易く表示できるかということと、どれだけ使い易いインターフェースを実現できるかということです。具体的に言うなら、初めて訪れた方が迷わずしかも見易いと思うサイトが良いということになるでしょう。で、これを実現できるサイトの例ですが、乱暴に言ってしまえば、コンテンツの種類もコンテンツごとの分量も少ないサイトということになるでしょう。手抜きで薄っぺらなサイトなら誰も迷うことはありませんからね。
 そうかそれが解決策か・・・・・・というわけではもちろん無いです。ただ基本的には内容がでかく・濃くなればなるほど、サイトレイアウト・デザインの難易度は高くなります。その際の助けになるのがフレームなのです。私も今でこそフレーム無しですが、プロバイダのサーバを使っていた時期には3分割のフレームを使っていました。 サイトが充実してくるとトップページのサイズなどは大きくなりがちです。コンテンツ数も増えるでしょうし、簡単な更新履歴や写真・イラストも載せたくなると思います。その結果、トップページの表示サイズ(面積)が大きくなってしまうわけです。ここで嫌なのが、スクロールさせないといけなくなることです。トップページ以外でスクロールバーがでてくる箇所はこのサイトでも多くありますが、サイトの顔であるトップページぐらいは、重要な項目を一目で見渡せるサイズにした方が来訪者に対して親切だと思います。トップページをスクロールバーで上下させて見ることほど、いらつくことはないですからね。横スクロールが論外であることは言うまでもありません。
 具体的な数値を言いますと、横のサイズは800ピクセルで、縦も700ピクセルぐらいには収めたいところです。私のサイトの場合はフレームなしですが、800x600の画面解像度でも見苦しくならないように留意しています。うちのサイトぐらいのコンテンツ数でイラストと更新履歴を800x600で表示させるには、フレームを使わないと苦労するんですよ。そんなわけで、実のところ言いたいことはフレーム云々でなくて、表示サイズをできる限り小さくしやがれということです。

壁紙やらの背景について

 うちのサイトでは、ほとんどのページで壁紙画像を使用していますし、他の方のサイトを見ても壁紙画像を使っているサイトが多いと思います。ただ、壁紙画像を使用する際の鉄則があります。
 それは「壁紙画像は目立たない物を使う」ということです。ファイルサイズについても、つい最近までは利用者の回線速度を考慮して小さくしなければなりませんでしたが、アナログモデムで繋ぐ時代は終わりつつあるので神経質にならなくてよいと思います。で、目立たない壁紙画像というのは具体的に説明しにくいんですが、要は、テキストが黒など濃い色の時には薄い色の壁紙画像を使い、テキスト色が薄い時には濃い色の壁紙画像を使うということです。もちろん、画像を使わずブラウザにタグで背景色指定をする場合も、同様の考え方をしてテキストと背景のコントラストをはっきりさせます。
 うちのサイトでは、サイトマップのページではあえて違う手法を採りましたが、トップページを含めた全てのページでテキストと背景のコントラストをはっきりさせています。こんなことは常識で誰もがミスしないことだと思うのですが、派手な壁紙画像や写真を使う人までいます(まあ、うちのサイトのトップの更新情報も見づらい気がしますがね)。そういう見づらい壁紙を使う際には、テーブルタグを利用してテキスト部分の背景だけは見やすくするなどの手段を採ればいいのですが、基本的に壁紙画像はテキストとのコントラストを考えて選ぶべきです。
 なお、壁紙画像自体も、使われてる色それぞれが近い色であった方がうるさくならないと思います。余計なお世話なんですが、テキストを読んでもらう為には文章力以前に見易いサイトにした方が賢明ですよ。

1ページ当りのファイルサイズ

 壁紙画像のところでも触れましたが、日本のネット用通信回線もようやく高速になってきました。そして、高速化は今後も数十年以上に渡って続いていくでしょうから、1ページ当りのファイルサイズの妥当な数値など当座の物でしかありません。加えてCGを掲載してるようなサイトならトップページから多少重くても許されるでしょうし、各サイトごとにページ当りの妥当なファイルサイズが決まると思います。ただ、ローディングに30秒以上かかるようなものは微妙ですね。多分、ここのサイトもローディングに要する時間が微妙だと思います。主な原因は画像点数の多さなのですが、カラーにしないなどの対策を講じた結果、トップページのファイルサイズは70kb以内だと思います。でも、重いですよね(汗)。サイトが重くなる原因としては、データサイズの他にも「サイトのあるサーバのトラフィック」「利用者側のトラフィック」「パソコンの処理が重くなるJAVAや各種プラグインの起動が伴うデータ」などがそうですね。いずれにせよ、CGサイトなど映像表現が目的のサイト以外は、1ページ当りのサイズは50kb以内がベターでしょう。

サイトの構成

 基本的にサイトは3階層にすべきです。フレームなしのサイトの場合には、まず1階層目にトップページ(各コンテンツの紹介)がきます。次に各コンテンツのトップが2階層目にきます。最後に3階層目が各コンテンツの具体的な記事・内容になります。このような3階層にするサイトの構成は必ずしも守らねばならない条件ではないですが、訪問者が途中で飽きて他のサイトに行かないようにするためにも、むやみに多階層化したサイトにはしない方が賢明です。

デザイン、レイアウトの総論

 デザインやレイアウト次第で開放的な雰囲気を演出できたり、活気のある雰囲気を演出することもできます。場合によっては、ページの画像の大きさと文字の大きさを変えるだけで雰囲気ががらっと変わります。ですから、Webサイトのデザインやレイアウトについての参考書を読んでみるのも手だと思います。ただ、基本は訪問者にとって使いやすく、内容が瞬時に理解し易いデザインやレイアウトであることが優先されます。乱暴な意見をいいますと、個人運営のサイトにはそもそも情報の価値や信憑性などがさほど期待されているわけではないのですから、せめて見易さだけには留意するべきだと思います。

 てなわけで、こう見えてうちのサイトも使い易さに注意を払っているんですよ。重さには難ありですがね(笑)。ただ、各コンテンツのトップの使い易さの向上は永遠の課題です。

2001/12/7

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送