BLUE ÖYSTER CULT
(BÖC)

 一説によると、へヴィーメタルと呼ばれた最初のバンドがブルーオイスターカルト(以下BOC)らしい。ただし、付け加えておくと、へヴィーメタルと今認識しているバンドは1980年頃のイギリスで起こったNWOBHMムーブメント以降に出たものがほとんどです。しかし、BOCがへヴィーメタルバンドではなく70年代ハードロックバンドだとしてもかっこよいので不問です。また、へヴィーメタルというキャッチコピーを70年代初頭に使っていたことは事実なのだからね〜

 このブルーオイスターカルトというバンド・・・現在の知名度からするとかなりマニアックなバンドとなるんでしょう。数年前には新譜が日本盤で出てはいるんだけど、名作と呼ばれる70年代の作品は外盤のみ。こういっちゃ悪いけど・・・日本のレコード会社は旧譜にやさしくないです。新人の発掘や陽の当たらないバンドの新譜を出すのは結構だけど、どう考えてもB級C級の新人やマニアックバンドの新譜より、過去の名作出せよ!って感じですな。うん!売れないのはどちらもいっしょなんだから(爆)
 (-_-;)話がそれてしまった…まあ、これからしたに紹介する新譜もすべて外盤です。

BLUE OYSTER CULT/ブルーオイスターカルト

1972年1st

bocboc.jpg (7572 バイト) ブラックサバスを目指してたらしいけど…サバスに関して無知なんで…しかし、特に重くもなければメロウな曲やサイケな曲、アメリカンロックっぽいのもあるんでどうだろう?
 わしは基本的にメジャー調、ロックンロール系、単調なリズムといった要素が入ると聴く気がしなくなるのでNG曲もある。

 このアルバムの聴き所は、3曲目のバラードです。ギターもヴォーカルも泣いてます。静かな感じの曲ですが、涙を誘います。ブルージーですね。
ギターサウンドはラウンドで芯がしっかりしている印象です。そのギターサウンドで情感たっぷりと弾くのだからたまらないです(T_T)
 へヴィーな曲は1.5.8曲目ですね。8曲目はかなり重いです、けど粘っこい曲は個人的にはパスなんで評価不能です。1.5曲目はイントロがへヴィーなだけで、それ以外は軽快?なハードロックチューンです。
 ラストナンバーの10曲目はカントリー調と…どこがブラックサバスなんじゃ〜〜〜〜!!
と思わず叫んでしまいます(爆)
 結論としては、まだファーストアルバムだから進むべき方向性を探っているといった感じでしょうか?でも、3曲目のような名曲もあり、才能の片鱗を覗かしている。

という感じで締めてみました。

SECRET TREATIES/オカルト宣言

1974年3rd

bocsecret.jpg (9353 バイト) このアルバムは衝撃的でした。90年代後半からHR/HMを聴き始めたわしにとっては70年代ハードロック(特に前期)のほとんどはメロディアスでも刺激的でもない中途半端な音楽だと思っていました。が、BOCのこの作品はメロディアスかつアグレッシブでかなり好印象です。なおかつ、プログレ好きにとってはアメリカンプログレハードチックな展開の曲もあって大満足です。

 では、詳しい内容について書きます。
一応コンセプトアルバムらしく、ストーリーもあるようですが、語学力無しのわしには英語の歌詞もついていない外盤で内容を解説することは不可能です(-_-;)y〜〜  すまぬm(__)m
 曲単位で見るととても粒ぞろいのアルバムだと思います。全8曲中わしは好きでない3曲ほどあるけど、それも方向性が嫌いなだけで出来自体はよいです(ノリ系アメリカンロック)
 序盤の1〜3曲目はファーストテンポな佳曲で、3曲目は曲が終わる方と思いきや、突然速いギターソロが始まるなど意外性もある。
 圧巻はラスト7.8曲目です。曲間がないこの二つの曲は流れも最高で、単体でも一級品です。7曲目はファストテンポかつマイナー調で泣きメロHRファンにとっては理想的な曲です。8曲目のバラード「アストロノミー」は「ゴジラ」と並ぶBOCの代表曲とも言えます。宇宙を感じさせる神秘的な叙情性がすばらしい曲です(こういう曲をスペーシーと表現する人もいる)。特に後半の盛り上がりはドラマティックでよろしいです。やはり、静から動への展開って基本ですからね。
 そういえば、数年前にメタリカがCDで「アストロノミー」をカヴァーしてますね。BOCのオリジナルと違ってメタリカヴァージョンはバックもへヴィーでヴォーカルもジェイムズ・ヘットフィールドのダミ声でかなり迫力のある曲になってはいたけど、「アストロノミー」本来の神秘的な叙情性はちょびっと残ってたからいいかな?

AGENTS OF FORTUNE

1976年4th

bocagents.jpg (11121 バイト)マネージャー兼プロデューサである雑誌編集者サンディ・パールマンのもとで活動していたBOCだが、4作目からはパールマンの考えたコンセプトでアルバムを作ることはせず、バンドメンバー個々の意見が強く出るようになった。
 てなわけで、3作目までのBOCは初期と位置付けられてるようです。

 3作目にあったアルバム通しての統一感は感じられないものの、メロディアスハードロックの佳曲がたくさんあるので、かって損はないアルバムだと思います。
 3曲目の「ドントフィアーザリパー」は有名ですね。ミディアムテンポの不思議な曲です。ミステリアスって表現がしっくり来る曲です。サイケな時期のビートルズが演奏しててもおかしくないかな?ただし、ギターソロがハードだけど…

 

 

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