Rush

 元祖プログレハードといいますか、ドリームシアターみたいなバンドのお手本となったバ ンドですね。カナダ出身のトリオ編成で、北米では知名度も高く、ライブでの集客力も凄 いようです。その割りに日本での知名度は低いです。英国のプログレバンドに対抗できる 数少ない北米のバンドだと思うんですがね。プログレファンには音がハードすぎるのか も?
 簡単にバンドの歴史を書きますと、RUSHはHR系バンドとして74年ににデビューしました。それから大作主義になってゆき70年代末までの作品は今日のプログレハード・プログレメタルを先取りしたような作風と なっています。80年代からは大作主義こそ影を潜めたものの、知性的な曲で聴かせてくれ ています。

2112/西暦2112年

76年4th

 「2112/西暦2112年」は大作主義時代のラッシュの代表作とされるアルバムです。表題組曲は SF小説からインスパイアされたもので、スピード感にあふれたフレーズが多くて非常に爽 快な印象です。ほかの収録曲も作り込まれていて佳曲が多いです。
  演奏面では、ニール・パートのドラムは手数が多くてかっこよいです。また、癖の強いゲ ディ・リー(Vo,B)の声が賛否を呼びそうですが慣れると思います。

HEMISPHERES/神々の戦い

78年6th

 初期のSF大作主義の作風は本作で終わります。

 注目したい曲はアナログA面を費やした大作「CYGNUS X-1 BOOK2:HEMISPHERES」で、前アルバムに収録されていた大作の続編という形になっています。バンドのブレインであるニール・パート(Drums)はこの曲を完成させる過程で非常に苦労をしたそうで“大作はもう嫌"と周囲にもらしたそうです。実際に聴いてみますと18分の大作ながら飽きずにきける名曲だと思います。キメの応酬が凄まじくドリームシアターに影響を与えたという評判も理解できると思いますし、ドリームシアターが好きな方なら違和感なく聴けると思います。というより癖の強いゲディ・リー(Bass、Vo)のボーカルさえジェイムズ・ラブリエに替えてしまえば全体の雰囲気はラッシュもドリームシアターも変わらないのではないかとさえ思います。勿論、各インストパートの差異などは無視した上での話ですがね。

2001/12/7

 

 

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