Savatage

STREETS A ROCK OPERA

 91年5th

 私がHR/HMを聴き始めた90年代半ばにプログレハードと言えば、ドリームシアターがトッ プバンドで、クイーンズライクはだいぶ落ち目、それ以外のバンドになると途端に知名度 が低かったように思います。2002年現在ではクイーンズライクがほぼ過去のバンドとして 忘れ去られそうになっていること以外は、頂点のドリームシアターとその他の一般HR/HM リスナーは知らないバンドという構図は崩れていないと思います。 私自身もドリームシアターファンを自称してから何年も経っていますが、他のプログレ ハードバンドの事はほとんど分からないままです。 で、今回紹介するSavatagも名前は昔から知っていましたが、実際にアルバムを購入した のはごく最近になってからです。

 はい、アルバムタイトルから連想されるようにコンセプトアルバム(ロックオペラ)です。ブリティッシュな訳ではありませんが、ノーテンキなアメリカンサウドでもない適度に湿ったメタルです。プログレハードやらネオクラシカルなんてガキの為の自慰的なサウンドだと嘯かたでも多分聴けると思います。(ちなみに、私はネオクラシカル系は聴いてるとムカツクので聴きません。)という訳で意外と正統派です。ピアノが入ってる事を除けば、クイーンズライクなどより正統派のメタルだと思います。故クリス・オリヴァのギターも目立ちすぎない程度に自己主張していていい感じです。ただ、今では脱退したジョン・オリヴァ(Vo、Key)の声質は所謂ダミ声で、癖が強いです。その辺さえクリアできれば好感の持てるサウンドだと思います。
  コンセプトアルバムの一番大切なポイントは、山場を設けつつも聞き手をダレさせないという事だと思います。で、本作に関していうと、70分という長さであるにもかかわらず比較的ダレずに聴けると思います。

 

 

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