YS/YS(イプシロン・エッセ) 1972年発表の2nd |
![]() そんな状態にあったバンドの旧メンバーにコンタクトを取ってきたのがオザンナの前身バンドに在籍していたキーボーディストのJianni Leone(vo、key)だった。そうして再編成されることになったバンドには旧メンバーからLimo Ajello(g)、Jianchi Stringa(dr)が参加し、Vito Manzari(b)が新たに加わることになった。この4人編成で出したのが、プログレバンドとしてのイル・バレッド・ディ・ブロンの傑作「YS」だ。 手元にある再発CDの帯には「狂気のロックバンド」「伝統美と破壊美」という文句が踊っているし、ライナーの解説には当時ELP+クリムゾンという評価が巷であったと書かれている。確かにテクニカルで斬新なキーボードプレイは鬼才キース・エマーソンと比較するのも分からなくもなく、クラッシックとジャズ、現代音楽の要素をちりばめた破壊的な楽曲からはクリムゾンを連想するのもうなづけよう。とはいえ、このYSには湿っぽいブリティッシュな空気はまったく流れておらず、どちらかというと乾いていて明朗な雰囲気ですらある。まあ、クリムゾンが引き合いに出されるくらいであるからクリムゾン同様にキレている感じはするのだけど、クリムゾンがネクラであるとするのなら、こちらはネアカということになるのだろう。 YSは全五曲(再発時追加のボーナストラックは除く)が収録されていて、ストーリー(コンセプト)アルバムとなっている。ストーリーについてはライナーにも詳しい解説は載っていなかったのだが、歌詞の対訳を見る限り深いかな? |
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