高円寺百景

NIVRAYM

2000年発表3rd

 ドラム&ベースデュオ"RUINS"を率いる吉田達也(dr)氏がプログレをやる為に作ったのが高円寺百景です。前々から吉田氏には興味があったのですが、氏の活動の中ではもっともプログレよりということで、この作品から手を付けることにしました。

 まず、感想を書かせてもらうと"耳が痛い""テンション高過ぎ""テクニカル過ぎ""でもかっこいい"といった感じですかね。雑誌で"キングクリムゾン""マグマ""アレア"などをライブでカヴァーすると書いてあったので、ある程度は予想していたのですが、アヴァンギャルドで混沌とした轟音サウンドは予想以上に凄まじかったです。

 細かい部分に話を持っていきますと、吉田氏のドラムが大変なことになっています。手数の多さと抜けた音質が目立っていて、マイク・ポートノイがおとなしく思えてきます(笑)また、ギターもメンバーにいるんですが、ベースの方がリード楽器としての役割を果たしていますね。結局、ゲストで参加しているKENSOの現行キーボーディスト小口健一氏のキーボードとベースがリード楽器となっています。小口氏のキーボードも他のパートへ挑みかかるように情け容赦ないもので、全編・全パートが力技といった感じです。
 もう、インストだけで十分満腹になってしまうんですが、補足として付け加えますと、歌詞は日本語でなくコバイア語……もとい磨崖仏語という創作言語だそうです。一応、専任女声ヴォーカリストとインストメンバーが兼任で男声ヴォーカルとして歌っています。ほとんどスキャットしたり、がなってるだけですがね(笑)それに磨崖仏語…適当に歌ってるようにしか聴こえないんですが…(-_-;)

 完全に聴く人選ぶ音楽だと思いますが、ラウドなプログレ聴きたい人にはお勧めです。ディスクユニオンなどのインディーズやらプログレに強いお店なら置いてあるとお思います。

 

 

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