Matching Mole

Matching Mole/そっくりもぐら

1972年の1st

 SOFT MACHINEのドラーマー兼ヴォーカリストだったRobert Wyattはソフトマシーン内での自身のポジションが微妙になっていたので脱退、そして、このバンドを結成するわけですな。ちなみにソフトマシーンをフランス語訳すとマッチングモールとなり、語感の似た英語にMatching Moleがあるというわけでこのバンド名。メンバーはソフトマシーンやキャラヴァンの前身バンドのWildFloursでの旧友でキャラヴァンのキーボーディストのDavid SinclairにPhil Miller (g),Bill MacCormick (b), Dave MacRae (key)となっている。

 一般にソフトマシーンより聴き易いとか言われているし、ジャケットも親しみやすいデザインなのだが、これがどうして…
 一曲目の「O Caroline」は牧歌的な雰囲気さえ漂うポップな歌ものなのだが、それ以降の展開がデカダンな雰囲気の漂うジャズロックが炸裂していて、やっぱりカンタヴェリー系は一筋縄には行かないのねと、痛感(笑)
 「O Caroline」は名曲といわれていて、確かにいい曲だと思う。だけど、このあとの展開との落差はある意味詐欺ですな。正直に言うと、この1stは某CDショップの店内BGMで聴いていてかっこいいと思ったので買ったんだけど、自宅のしょぼいコンポで小音量で聴く限りは少し展開がたるい感じがしますな。細かいパートにかぎって聴くとやはり、カッコよい部分はあるのだけど通しで聴くには厳しいかも。まあ、(前衛的な)ジャズロック系に免疫のない方は絶対聴かないほうがいいと思います(汗)

 

 

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